原因

ウエストナイルウイルスが原因です。

ウイルスはカラスやスズメなど鳥の体内で増殖し、その血液を吸った蚊の媒介によりヒトに感染します。

ヒトーヒト感染はありません。

アフリカ・ヨーロッパ・中東・中央アジア・西アジアなど広い地域に分布しています。

症状

潜伏期間は3~15日で、感染例の80%は特に症状もなく不顕性感染に終わります。

発症した場合、多くは急性熱性疾患であり、発熱・頭痛・筋肉痛が起こり、半数位に発疹が現れます。

多くは約1週間くらいの短期間で回復しますが、まれに高齢者などは重症化して、麻痺や痙攣等、髄膜炎・脳炎症状を起こし死に至ることもあります。

予防

予防接種がないことから、蚊に刺されない工夫が大切です。

水たまりの近くなど、蚊の多い場所や時間帯は長袖・長ズボンを着用し、皮膚の露出を可能な限り避けましょう。

また、虫よけスプレーやローション等の使用を推奨します。

国内で販売されているものは、有効成分の濃度が低いので、ウルトラソン※1のような有効成分を多く含んだ効果の高いものを使用することをお勧め致します。

※1 ウルトラソン(ULTRATHON)
当クリニックで取り扱っている虫除けローションです。
日本で一般的に販売されている虫除け剤はDEET(ディート)という有効成分の濃度が低いため(12%以下)、感染症発生地域に潜む危険な蚊、ダニ、刺し蝿等には効果が期待できません。 ウルトラソンは、有効成分DEETを多く含んでおり(34.34%)、効果的な防御をより長時間に渡って行うことが可能です。その効果と安全性から、米軍では1980年より正式に採用されております。

お気軽にお問い合わせください。03-5456-6282診療時間 午前10時-14時 / 午後16時-19時[水・土休診]
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