フィリピンでのポリオのアウトブレイクについて

厚生労働省によるとフィリピンは2019年9月19日ポリオのアウトブレイクがあったと発表しました。
WHOは今後フィリピン国内において更なる感染の拡大が予想されるとしてフィリピンや他のポリオの感染地域へ渡航する方へのポリオワクチンの接種を推奨しています。
これを受けて、厚生労働省は次のような方々へ対する不活化ポリオワクチンの接種を推奨しています。以下抜粋

1.4週間以上の長期滞在を予定している者(過去にポリオの接種歴がある者も含む)
2.ポリオに対する免疫が低いとされる1975年から1977年生まれの者(過去にポリオの予防接種歴がある者も含む)
3.ポリオワクチンの定期接種を終えていない者(長期、短期滞在にかかわらず)
4.ポリオワクチンの接種を受けたことがない者(長期、短期滞在にかかわらず)

日本渡航医学会でもパキスタン、アフガニスタン、ミャンマー、中国、その他の感染リスク地域に渡航する渡航者には不活化ポリオワクチンの接種を推奨していますがその他の詳しい流行地域(下記参照)に関しては外務省や厚生労働所のホームページをご覧下さい。
またパキスタンやアフガニスタンでは出入国の際にポリオワクチンの接種証明書を求められることがありますので作成をご希望の方はワクチンご予約時にお申し付けください。

参考文献
厚生労働省検疫所ホームページ FORTH
外務省ホームページ ポリオの発生状況(その12)
日本渡航医学会配布資料「東南アジアでポリオのアウトブレイク~」

ポリオ発生国その他(インドネシア、パプアニューギニア、アンゴラ、エチオピア、カメルーン、ガーナ、コンゴ、ソマリア、中央アフリカ、ナイジェリア、ニジェール、ベナン、モザンビーク)

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