国内での新型肺炎の流行に備えてできること
中国の武漢市から始まった新型コロナウィルスによる肺炎の国内での流行が、もはや避けられない事態となっています。
ヒトからヒトへの3次、4次感染が明らかとなった現状を受け止めて、冷静に対処する必要があるという内容の発信がメディア等でも多く聞かれるようになっています。
それに伴い各地で開催予定だった催し物が中止または延期されるケースが相次いでいます。
また全国の小、中、高等学校までが一斉に休校という前例のない政策も決定され、国をあげてこれ以上の流行を最小限にとどめようとの意図がはっきりと表われています。
新型肺炎の重症化率や死亡率はそれほど高くないということで、あまり恐れる必要がないとしても高齢者や持病のある方達に感染させないためにも一人一人が十分に予防に気をつける必要があります。
先ずはこまめな手洗いやアルコール消毒、うがい、マスクの着用をすることで、まだ流行しているインフルエンザなどの予防にもつながります。
また、普段健康な方でも他の感染症や病気になることで免疫力が落ちてしまうと、新型肺炎にかかった時に不利になることは言うまでもありません。
新型肺炎に対するワクチンや治療薬が開発されるまでにはまだ時間がかかることは事実です。不要不急の海外渡航などは控えたいところですが、そうも言っていられない事情もあります。特に今の時期海外に渡航される方は、出発前に外務省HP海外渡航安全情報や『trip note-みんなでつくる旅行ガイドブック』等の最新情報をチェックして、渡航先の日本からの出国者に対する規制事項や受け入れ体制を確認しておきましょう。それに加えて麻疹や風疹、A型肝炎やB型肝炎等のワクチンを接種して万全な体制を整えてから出発していただくようにおすすめいたします。
ワクチンコーディネーター Ms, Naoko, B
外務省HP 海外渡航安全情報
厚生労働省検疫所HP 『FORTH』
NHK news web
Trip note –みんなでつくる旅行ガイドブック(2020/3/2)
【今後海外へ渡航予定&渡航を検討している方へ】
~渡航前に確認しておきたいこと 参照