口から感染する感染症
経口感染と呼ばれ、水を始めとした飲食物の摂取、感染者の接触したものを口に含む、汚染された糞便を処理するなど、間接的に病原体が口に侵入することによることにより引き起こされる感染症のことを指します。この感染経路から引き起こされる感染症は多種あり、それぞれ症状や経過が異なります。
早期発見や治療により多くが治癒しますが、最悪の場合死に至る可能性もあります。
代表的な経口感染症として、A型肝炎やポリオ(急性灰白髄炎)、腸チフス等が挙げられますが、特に発展途上国での感染リスクが高いと言えます。
例えば、下水道の整備がされていないことによる汚水への接触、ウイルスに汚染された水を使用した食物の摂取等、旅行者や滞在者が接触しやすい状況からの感染が挙げられます。
海外では、日本では稀なウイルスも多く蔓延しているため、まずは渡航予定国で予防すべき病気を知ること、また正しい知識を持つことが必要です。その上で、予防できる感染症に対してはワクチン接種により抗体を獲得することが望ましいでしょう。
予防・対策
生水・生ものの摂取を控える
日本では安全なカットフルーツやサラダも、使用された流水からの感染が考えられます。十分に加熱処理されたもの、ミネラルウォーターを摂取しましょう。
トイレ後の手洗いを徹底する
排泄物への接触からも感染するため、赤ちゃんのおむつ交換後もしっかり手洗いをしましょう。
代表的な口から感染する感染症
A型肝炎
A型肝炎ワクチンについて詳しくはこちらをご覧ください。
感染症「A型肝炎」について詳しくはこちらをご覧下さい。
ポリオ(急性灰白髄炎)
腸チフス
腸チフスワクチンについて詳しくはこちらをご覧ください。
感染症「腸チフス」について詳しくはこちらをご覧ください。
ノロウイルス感染症
アメーバ赤痢
O-157等の病原性大腸菌による腸炎
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