これからアメリカ留学を検討されている方へ
現在、世界中で大流行している新型コロナウィルスの患者数が105万人を越え、死者数ともに世界一となってしまったアメリカですが、それまで厳格に行われてきたロックダウン(都市封鎖)を徐々に解除して、経済活動を再開する動きがかすかに見えて来ました。
まだ、日本国内すら自由に行き来の出来ない非常事態宣言下ではありますが、今後アメリカ留学を検討している方に、この宣言が解除された後にどのように留学の準備をすすめたらいいのかご案内いたします。
先ずは、希望している留学先から要求されている予防接種はなんであるかを確認し、自分が過去に接種した予防接種記録(母子手帳等)と照らし合わせてまだ足りていないものを接種していきます。
その際、B型肝炎やポリオ、髄膜炎やT-dapなどが足りていないケースが多いのですが、B型肝炎は最低でも出発前に2回の接種が必要なので(2回目は1回目の1ヶ月後、ちなみに6ヶ月後の3回目は現地接種する場合が多い)予防接種の書類の提出期限の1ヶ月前にはスタートしてください。尚、麻疹や風疹やおたふくなどの接種回数が足りない方は、追加接種をするか抗体検査をして抗体があればOKですので合わせて採血をお勧めします。
ワクチン接種以外にも健康診断や結核の検査を要求されていれば同時進行で進めていきますが、これらを医学的に正しく行うためにはワクチンの種類や検査のタイミングが重要ですので、それら全てを考慮したスケジュールをワクチンコーディネーターが作成いたします。
現状では6月以降にはワクチン接種が始められる可能性を踏まえて、ゴールデンウィーク明けにお電話やメールでのお問い合わせをしていただけければ余裕をもって準備を勧めていただく事ができます。
その際に留学先への提出書類と母子手帳のコピーをファックスやメールにてお送りください。まだお手元に書類が届いていない場合やもともと規定の提出書類のない方も、必要最低限の予防接種をしていただいてから当院フォーマットでの書類を作成することも出来ますので、この機会に是非ご検討ください。
ワクチンコーディネーター Ms, Naoko, B