海外留学の中で、一番に渡航先に挙げられるのがアメリカです。
実際に当院にお問い合わせ頂く多くの方がアメリカ留学となっております。
アメリカ留学では他の国とは異なり、より多岐にわたって求められる項目がございます。
過去の予防接種歴によっては、接種種類・接種回数が多くなり、長い期間を要することも頻繁にございます。
ここでは、過去にアメリカ留学に向けて当院で予防接種・健康診断などを実施頂いた方の傾向や統計をまとめましたのでご参考にして下さい。

1.アメリカ留学で求められる項目

アメリカ留学する際に現地学校より求められるのが日本で乳幼児期に受けた定期接種に加え、以下のワクチンの接種や、ツベルクリン反応検査、健康診断などが挙げられます。

◆ワクチン接種

留学先の指定にもよりますが、1~3回程度の追加接種が必要な場合が多く見受けられます。母子手帳などをもとに、今までの接種履歴と追加接種が必要なワクチン、接種回数をご確認ください。海外留学の際に追加接種が求められることの多いワクチンを以下に挙げましたのでご参考にしてください。ご予約のうえ、いずれも当院で接種することが可能です。

・生ワクチン
麻疹風疹水痘おたふく、MR、MMR(MR=麻疹・風疹、MMR=麻疹・風疹・おたふくの混合ワクチン)

・不活化ワクチン
ポリオ髄膜炎、T-dap(T-dap=破傷風 ジフテリア 百日咳の混合ワクチン)

ワクチンの種類について

ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンがあります。生ワクチン同士、不活化ワクチン同士は同時接種できますが、生ワクチンと不活化ワクチンの同時接種はできません。また、生ワクチンは基本、接種後4週間空けなければ他のワクチンが打てないので渡航までに日数がないときなど接種スケジュールに注意が必要な場合があります。

生ワクチンは、ワクチンを打つ前に抗体があるかどうか血液検査で調べてから必要なもののみ接種するということもできます。結果が出るまで10日ほどかかります。

◆ツベルクリン反応検査

結核にかかっているかどうかを判定する検査です。ツベルクリン反応液を注射し、48時間後にご来院頂き、反応部位の大きさを測り診断します。日本では乳幼児期にBCGを接種するため、ツベルクリン反応検査で陽性が出てしまい、結核であると判断され渡航の要件を満たせなくなってしまう恐れがあります。しかしほとんどの場合、本当に結核にかかっているのではなく、BCG接種による陽性ですので、それを証明することができれば、つまり結核にかかっていないことを証明できれば要件を満たすことができます。そのためには、2通りの方法があります。
1つは血液検査です。T-spotという採血による検査法で、とても精度の高い検査です。結果が出るまでに1週間程度かかります。もう1つは胸部レントゲンによる診断です。当院にはレントゲンの設備がないためご自身でレントゲンを撮ってもらえる病院をお探し頂き、そのデータを当院へお持ち頂くことになります。すぐに撮影してくれる病院が見つかれば、2日程度で診断することができます。
渡航までのスケジュールやレントゲンを撮れる病院をお探しいただけるかということをご考慮の上ご依頼ください。

◆健康診断

身長、体重、アレルギーの有無など。
※アレルギーの項目に関しては血液検査で診断する場合がございます。
健康診断で求められる項目についても学校間でかなりの違いがあります。簡易な場合ですと、身長、体重、血圧、視力などの日本の学校でも行う検査項目のみというケースもございます。
一方でより多くの項目を求められる場合、アレルギー症状の有無など、問診だけでは分からない項目が必要になるケースもございます。その場合は血液検査や心電図など必要な検査を実施して頂くことになり、時間も掛かることがございます。

 

2.まずはお気軽にご相談下さい

アメリカ留学するためには現地の学校から多くの事を求められ、それを限られた期間で完了しなければなりません。代官山パークサイドクリニックでは、海外渡航前予防接種専門のスタッフを配置しており、お電話でのご相談から、当日のご対応、接種後のアフターサービスまでより長きに渡って患者様一人ひとりと向き合わせて頂いております。英語を喋れるスタッフもおりますので、外国の方についてもご遠慮なくご相談下さい。海外渡航前の予防接種は接種を始めてからではなく、接種前の事前準備がより重要です。予防接種をご検討の方はぜひ代官山パークサイドクリニックへお越し下さい。

お気軽にお問い合わせください。03-5456-6282診療時間 午前10時-14時 / 午後16時-19時[水・土休診]
※金曜は21時まで診療

仮予約フォーム 予防接種がスムーズにお受け頂けます。
  • X