ポリオ

原因

感染経路は糞口感染です。
ヒト-ヒト感染の他、汚染された水や食べ物から感染拡大します。感染すると腸管内で大量に増殖して、便中にウイルスが排泄されます。その便や唾液で汚れた手や指、食べ物、おもちゃなどを触って、口にすることで感染します。

症状

90-95%の方は症状が出ずに免疫が出来ます。発症すると初期症状は、発熱、倦怠感、頭痛、嘔吐、項部硬直、四肢の痛みなどです。200人に一人の割合で麻痺が生じます。麻痺は片足のことが多く、歩行障害をきたします。麻痺患者のうち5~10%は呼吸筋麻痺により死亡します。治療法はなく、ワクチンによる予防のみが有効とされています。

海外渡航時の注意点

常在国はパキスタン・アフガニスタン・ナイジェリアですが、輸入ポリオの流行が起きている国や、そのリスクの高い国への渡航でも注意が必要です。患者・キャリアが一人でもいれば世界中でのポリオの脅威はなくなりません。

◎渡航に際して接種が勧められる対象

  • 出国時に1年以内のワクチン接種証明書提示が必要な国に渡航する人
    WHOは国際保健規則に基づき、2016年にポリオ野生株の流行が起きている国(パキスタン・アフガニスタン・ナイジェリア)の在住者と28日以上滞在した人が出国する際には、1年以内のワクチン国際接種証明書の提示を求めることを推奨されています。
  • リスク国へ渡航する10年以内の接種歴がない人
    ポリオは常在していないが、ポリオウイルスの流入により流行が起きている国へ渡航する人で、過去10年以内の接種歴がない人には接種を推奨されています。
  • 1975~1977年生まれの人、2010~2012年生まれでワクチンを接種していない人
    1975~1977年生まれの人は、1型の抗体陽性率が低いことが示されています。また、2010~2012年生まれで、ポリオワクチンを接種していない人は、ワクチン接種を推奨しています。
  • 海外の学校へ入学する方
    海外渡航者が就学時に規定回数の接種を要求されることの多いワクチンです。特に米国では保育施設から高校に至るまで入学時に規定回数の接種歴の証明を要求しています。日本では2012年までは定期予防接種が2回接種でした。海外ではWHOの規定により4回以上接種しており、多くの日本人の接種回数が少ない為、渡航先学校の入学時要求に従って追加接種が必要になります。

取り扱いワクチン

国内承認ワクチン
  • イモバックスポリオ (サノフィ株式会社)
  • DPT-IPV 【小児用:ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ混合】
    (一般財団法人 阪大微生物病研究会)

ワクチン接種スケジュール

ワクチン名 0日 1週間 2週間 3週間 4週間 6ヶ月 12ヶ月 追加の目安
国内承認 ポリオ 初回 2回目 3回目 10年後
国内承認 DPT-IPV 初回 10年後

※定期接種を全て接種完了している成人の場合、1回の追加接種を推奨している。

お気軽にお問い合わせください。03-5456-6282診療時間 午前10時-14時 / 午後16時-19時[水・土休診]
※金曜は21時まで診療

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